人間であることを楽しむための設計|ミニマリズムと仕事道具の話

モノ

はじめに|これは「生産性を上げる話」ではない

この記事は、
「おすすめのMac設定」や
「生産性を爆上げする方法」
について書いたものではない。

むしろ、その逆かもしれない。

私はこれまで、
効率化や集中、習慣化といった言葉に触れながらも、
どこかで違和感を抱いてきた。

効率的に動いているはずなのに、
なぜか心が貧しくなる感覚。
集中すればするほど、
人に話しかけづらい雰囲気をまとってしまう自分。

職場でポモドーロテクニックを使っていると、
「話しかけづらい」「非情」と言われたこともある。

でも、私は思った。

私はロボットになりたいわけじゃない。
人間であることを、楽しみたいだけなんだ。

この記事は、
そのために私がたどり着いた
「道具・時間・習慣の設計」
についての話である。

主体は、あくまで自分の「肉体」である

私の考えの出発点は、とてもシンプルだ。

人生を生きる主体は、
アプリでも、OSでも、ツールでもない。
自分の肉体であり、人間そのものだ。

疲れるし、
気分にムラがあるし、
感情にも左右される。

だからこそ、
その弱さを否定するのではなく、
前提として受け入れる

MacやGoogle、
さまざまなソフトウェアは、
人間を置き換えるためのものではない。

人間の弱さを補うための道具だ。

私がMacとGoogleを評価している「本当の理由」

Dockをランチャーではなく今使っているアプリの可視化に使う。常時非表示にするのも必須。

Macが好き、というと
「デザインがいいから?」
「ブランドが好きだから?」
と聞かれることがある。

それも否定しない。
気分が上がるのは大事だ。

でも一番の理由は、そこじゃない。

Macは、私に余計な判断をさせない。

  • 何をすべきかを主張しない
  • 操作方法を考えさせない
  • 視界に情報を詰め込まない

Dockを最小限にし、
フルスクリーンを前提に使うと、
画面には「今やっていること」しか残らない。

この記事の執筆途中。1画面1アプリの原則で使うようにしている。

Googleも同じだ。

カレンダーを
仕事とプライベートで分けるのではなく、
1つの時間軸で俯瞰する

すると、

  • 今日、詰めすぎていないか
  • 余白はあるか
  • 体力的に無理がないか

が、一目でわかる。

これは効率化ではなく、
自分を雑に扱わないための設計だと思っている。

ドーパミンで使わせる設計とは、距離を置く

スマートフォンやSNSは、
人を使わせる設計がとても上手だ。

通知、いいね、無限スクロール。
気づけば時間が溶けている。

でも私は、
その「使わせる力」に
仕事や生活を支配されたくなかった。

私が目指したのは、
意志力を消費せず使える道具

  • 開くまでのハードルが低い
  • 途中からすぐ再開できる
  • やらなかった自分を責めなくて済む

だから、
「やる気があるときだけ使える仕組み」
は採用しない。

負荷を下げると、余裕が生まれる

日々の気づきやモヤモヤを書き出すだけの時間も取れるようになった。

ここが、この記事で一番伝えたいことかもしれない。

自分への負荷が減ると、
人は驚くほど優しくなれる。

  • 体が疲れていない
  • 頭がパンパンじゃない
  • 次の予定に追われていない

こうした状態だと、

  • 人の話をちゃんと聞ける
  • 余計な一言を言わなくて済む
  • 「いい隣人であろう」と思える

人間関係がうまくいくと、
人生は一気に豊かになる。

だから私は、
生産性よりも、
人間性を守る設計を選びたい。

ミニマリズムは「人間性を守るための思想」

私はミニマリストを名乗っている。

でも、
物を減らすこと自体が目的ではない。

物を減らすのは、
判断と負荷を減らすため。

仕事ではMacやGoogleを使い、
頭の中のノイズを減らしている。

私にとってのミニマリズムとは、

人間であることを楽しむための余白をつくること

それに尽きる。

おわりに|私は、人間であることを楽しみたい

私は、
効率的な人間になりたいわけじゃない。

完璧な習慣を持つ人にも、
冷静沈着な仕事人にも、
なりたいわけじゃない。

私は、人間であることを楽しみたい。

疲れる日もあっていい。
寄り道してもいい。
でも、そのための余裕は、
道具と構造で守れる。

Macも、Googleも、習慣も、
そのための手段にすぎない。

この記事が、
誰かにとって
「少し楽に生きてもいいかもしれない」
と思えるきっかけになったなら、
それ以上に嬉しいことはない。

※ミニマリストになったきっかけや、生活を整える過程はnoteに綴っているので、ぜひご覧ください。

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