「家具がない部屋なんて、どうやって生活してるの?」
テンプレートなミニマリスト(何もない部屋で座ってるだけの人)に対して、そんな疑問を抱く人も多いかもしれません。
でも実は、「家具ゼロ」は、不便どころかむしろ快適。
なぜなら、持ち物が少ないぶん、管理する手間も、掃除のストレスも、探し物のイライラも、すべて最小限にできるからです。
この記事では、私が実際に暮らしているリアルなミニマリスト部屋を紹介しながら、
•どこまでモノを減らせるのか?
•家具がないとどうなるのか?
•ストレスなく快適に暮らす工夫とは?
といった具体的な疑問にお答えしていきます。
キーワードは、
①モノは備え付け収納に収まるだけ
②浮かせる
③重ねない
この3つだけで、部屋は驚くほど快適に整います。
まず私の部屋という具体例を見て、家具がない部屋のイメージを掴んでみてください。
目次
具体的な部屋事例(広さ・間取り・家賃、残しているモノ)

私の部屋は、東北地方にある1K、24㎡、家賃は月2万円。
地方都市のコンパクトな一人暮らし向け賃貸です。
部屋にあるのは次のとおり
- 備え付け収納(クローゼット、キッチン収納)のみ
- 家具は作業用デスク、折りたたみイスのみ
- 家電は洗濯機と冷蔵庫のみ
- 寝具は布団セット(ベッドなし)
- 運動用にヨガマット1枚
- 収納用品はゼロ(ケース・棚・ボックスなど一切なし)
そして現在の持ち物の総数は211個。
これは多く感じるかもしれませんが、1つ1つが厳選された「使っているモノ」だけで構成されています。
※というか一般的には、持ち物の総数を把握している方が「頭おかしい」です。彼女に「きもっ」と言われる始末。
そして、私がミニマリストとして部屋をシンプル・清潔にするため、意識している収納ルールが3つあります。
黄金の収納ルール3選

私が少ないモノで、シンプルな部屋で暮らすために守っているルールがこちら。
1つずつ解説していきます。
1.モノは備え付け収納に収まるだけ
最も重要なルールはこれ。
例えば、クローゼットの中に収まらない服を持っていたら、それは「今の生活には多すぎる」というサイン。
収納ケースや棚を新たに買うのではなく、まず持ち物の見直しを優先します。
2.浮かせる
そしてもう一つの工夫は、
「浮かせる」「地べたに置かない」収納を意識すること。
たとえば、
•ハンガーに吊るす
•S字フックで引っ掛ける
•マグネットや粘着フックで壁に取り付ける
こうした“浮かせる収納”によって、床にモノがなくなり、掃除しやすく、視覚的にもすっきりします。
3.重ねない
さらに、「3つ以上は積み重ねない」ことも大事なポイント。
積みすぎると、下のものが取り出しにくく、結果的に使わなくなり、モノが死蔵化します。
しかも、地震が来たときに重ねたモノたちが崩れやすくなるので、命の危険にも繋がります。
モノは重ねても2つまでにしましょう。
おすすめ道具&家具
1.吊るせるポーチ

我が家はユニットバスなのですが、入口の取手に無印の収納ポーチを吊るしています。
「このサイズに収まるだけのモノに絞ろう!」
と思えるので無駄な買い物が減りましたね。
あと、旅行のときにわざわざ詰め替えボトルを用意することなく、このまま持って行けるのも楽で最高です。
2.折りたたみイス&作業デスク

フルリモートでどうしても作業環境は必要なので、使わないときは折りたためるイスを採用。
Amazonで3000円くらいでしたが、これで十分です。
デスクもコンパクトな1人用。
ミニマリストしぶさんが使っていて、良いなと思い買いました。
立ちながら作業できるので、健康にも良いですよ。
あと、天板が広すぎないので「モノを溜めない」効果もあります。
3.敷布団

ベッドをやめると、部屋の床面積が一気に広がります。
前住んでた部屋は、今の部屋より広かったのに、ベッドがあって今より狭かったんですよね。
敷布団にしてから、ヨガをするスペースを確保できているので満足です。
※もっとシンプルにしたい人は寝袋でも十分ですね。
4.ヨガマット

運動・ストレッチ・休憩・ちょっとしたマットレス代わりにも。
汎用性が高く、ミニマリストにはぴったりのアイテムです。
私は朝起きたらまずヨガをして、1日を柔軟に過ごせるよう準備をしています。
とまあ私の持ち物を紹介してきましたが、全てがあなたの生活にフィットするとは限りません。
次は、残すべきものを選ぶ判断基準を解説します。
判断基準

少ない収納で暮らすには、モノを少なくする必要があることをお伝えしてきました。
ここからは、具体的に何を持ち、何を手放すか、を解説。
判断に迷ったとき、私はこの3つの軸で考えています。
1.多用途に使えるか?
同じ用途で何個も持つより、「これ1つで済む」ものを選びます。
多機能ガジェットの代表であるスマホが出現してからミニマリストが増えたことからも見てとれますね。
2.時間を奪わないか?
メンテナンスや収納に手間がかかるものは、基本的に手放します。
3.自分の楽しみや価値観に合っているか?
気分が上がる服、大画面でアマプラを見れるプロジェクター、日常に彩りをくれる小物。
そういった「心が動くモノ」は残します。
※捨て方についてもっと知りたい方は、こちらの記事が参考になりますよ。
快適な部屋にするための「心の整理」

最後に、このレベルまでモノを減らすために必要な「心の整理」についてお話しします。
最初に手放すべきは、「いつか使うかも」「高かったから」「誰かにもらったから」という“感情”です。
感情のしがらみを外すには、目的をはっきりさせることが大切。
私の場合は、
•物が少ないと、掃除も早く終わって気持ちがいい
•部屋が片付いていると、集中力が上がる
•引っ越しが簡単で、どこにでも住める自由がある
そんな「暮らしの自由」が手に入るからこそ、持ち物を絞ることに価値を感じています。
まとめ:家具ゼロでも、心は満たされる

家具がないからこそ、余白が生まれる。
モノを積み上げないからこそ、暮らしが整う。
収納を買い足さないからこそ、自分の「適量」が見えてくる。
もし、今あなたの部屋がモノであふれていて、片付けても片付けても落ち着かないなら、
ぜひこの3つを思い出してみてください。
•収納は「備え付けだけ」
•モノは「浮かせる」
•積み重ねは「2つまで」
家具ゼロでも、あなたの暮らしは、もっと快適に、もっと自由になりますよ。
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